認知症になる前に!不動産をなるべく高く売るための5つのポイント
公開日:2022-11-30 22:49
目次
不動産を複数所有している人は、高齢になるにつれて相続のことが気になりますよね。
認知症になると、不動産売買契約をすることができませんので、子孫に残したくない場合や、老後の資金にあてたい場合は、早めに決断をする必要があります。
今回は、持っている不動産をなるべく高く売り、現金化して老後に備えるためのポイントをお伝えします。
なるべく高く売るポイント①再開発
所有している不動産のある地域が、再開発の地域として認定されているかを確認!
再開発地域は、マンションやショッピングモールが次々と建設されますので、人気が上がっていきます。
買い物がしやすく、住みやすく、交通の便も良い場所は、価値が上がりますので高値で売ることができます。
このような条件が揃えば、迷うことなく売って損しない時期です。
なるべく高く売るポイント②繁忙期
売るなら、2月~3月の繁忙期に!
進学や就職、転勤などが多く、季節も良い時期は、不動産の動きが最も活発な時期です。この時期に売ることで、1年間のうち最も高値で売れる可能性が高まります。
逆に、他の月に売ろうとしても、売れ残ってしまう可能性の方が高いです。
ネットで不動産売買のポータルサイトに掲載していればいつか売れるかも、と思うかもしれませんが、販売期間が長すぎるのも良い印象を持たれません。売りに出すと決めたら、買い手がすぐに見つかる時期にしましょう。
なるべく高く売るポイント③建物
土地の価値が高くなったら売る
一般的に、建物の価値が上がったときに売ることは不可能です。
なぜなら、建物は土地と違って、年々経年劣化等により価値は下がっていくものだからです。どんなに高級な建物であっても、それは避けられません。
つまり、建物そのものの価値の上昇を期待するのではなく、地域や景気に左右されやすい土地の方の価格に注目し、土地が上昇したら売るべきです。
なるべく高く売るポイント④築年数
築年数が浅めの時期に売る
どうしても売りたい家やマンションなどの不動産がある場合、なるべく早く売ることをお勧めします。なぜなら、物件にもよりますが20年以上経過してしまうと、売買時の価格が、当初よりもかなり下がってしまうからです。
家を売ったお金で、高齢者施設へ入所するための入居一時金に充てたい、と考えている方は、なるべく早い段階で売ることを考えた方が良いでしょう。
なるべく高く売るポイント⑤税金
売るときにかかる税金を考慮する!
売りたい不動産の取得時期が、5年よりも短い場合、早めに売った方がお得になります。なぜなら、5年をすぎると、長期譲渡所得の扱いとされ、売る際に支払わなければならない税金が多く発生してしまうからです。
持ち家が長期保有となるのは仕方がありませんが、売買目的で購入した不動産は、あまり長期間持ちすぎて価値が下がって税金も高くなってしまうことを考えると、なるべく5年以内に決断をする方がお得になります。
まとめ
今回は、高齢が近づくと気になる不動産についてお伝えしました。金額が大きいものは、売る決断をするのも大変ですが、長期間保有して価値が下がってしまっては意味がありません。
相続として残したくないのであれば、認知症になってしまう前に、自分の意思で早めに決断をしましょう。