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自分のお葬式、どれを選ぶのが正解?①火葬式とは

公開日:2022-10-21 21:34

目次


あなたは、自分自身や親の葬儀について、どのような形式がふさわしいのか考えたことはありますか。

現在の日本では主に「火葬式」「一日葬」「一般葬」の3つに分けられます。

今回は、①火葬式の特徴についてご説明します。


火葬式とは

葬儀を行わずに、直接火葬場へ行って火葬をする形式のことです。

但し、すぐに火葬できるわけではありませんので、安置できる場所を確保しておく必要があります。

なぜなら、法律上は「亡くなってから24時間以上経過しなければならない」という決まりがあり、火葬場を利用するためには「事前予約」が必要だからです。

自宅で亡くなった場合はそのままで構いませんが、病院や施設で亡くなった場合、その場での安置はしてもらえませんので、自宅に運ぶか、葬儀会社の安置場所へ運ぶ必要があります。


火葬式の流れ

・亡くなった後、葬儀業者に連絡
・24時間以上の安置と火葬場の予約
・当日、火葬場に運ぶ(必ず立会人が必要)
・お坊さんにお経を読んでもらう(読経ができない火葬場もあります)
・火葬後、骨壺へ入れて持ち帰る


火葬式のメリット

お葬式を行わないため、立ち会う人の所要時間も少なくなります。また、葬儀を行ったときに必要となるお返しの品や、会食の準備が不要なため、費用の面でも最小限で済みます。


火葬式のデメリット

「故人への最後のお別れ・供養」という面で考えると、残された人々が、後悔してしまう可能性もあります。

例えば、自分自身が葬儀を希望せず火葬で簡単に済ませてくれたらそれで良い、と思っていても、残された親族の本音として、「通常通りのお別れの葬儀を行って見送ってあげたかった・心残りになってしまった」などと残念に思ってしまうこともある、ということです。


火葬式はこんな人に向いている

高齢で亡くなり、葬儀への参加者がほとんどいない場合・親族との縁が切れてしまった方・本人の強い希望などです。


まとめ

いかがでしたか。今回は、「火葬式」についてご説明しました。

火葬式のポイント

・火葬場に直行できるわけではないこと
・安置所の確保と火葬場の予約が必要であること
・残された家族の気持ちになって最終決断すること

これから20年~30年後は、葬儀のあり方も今とまったく異なっていると予想されます。

この火葬式が一般的なお別れの儀式となるのではないか、という見方をする葬儀業者もいるほどです。

さて、あなたは、自分や親が亡くなった後、このシンプルな「火葬式」を選びますか?