自分のお葬式、どれを選ぶのが正解?②一日葬とは
公開日:2022-11-09 12:00
目次
あなたは、自分自身や親の葬儀について、どのような形式にしようかと考えたことはありますか。
一昔前までは、通夜から告別式まで2日間で行うのが通常で、近所や親戚の人が多数集まり、会食の準備をするなど、手間と時間をかけて準備をすることもありました。
しかし、今の時代は感染症の影響もあり、事情が異なります。
実際に、葬儀屋の責任者に話をきくと、今は遠方の親族が集まることもなく、ごく少人数で行う方が多数とのことでした。時代の流れとともに、葬儀の形も変わっていくのですね。
前回は「火葬式」についてご説明しましたが、ちょっと物足りない、と思われたかたもいらっしゃるかもしれません。
今回は、そんなあなたへ、火葬式のデメリットをカバーできる「一日葬」についてお伝えします。
一日葬とは
火葬の前に、どこかの葬儀会場を借りて祭壇を飾り、お別れの儀式を行うことです。会場を借りずに自宅でする人もいます。所要時間としては1時間程度なので、参列者があまり負担になりすぎない時間です。
一日葬の流れ
・亡くなった後、葬儀業者に連絡
・24時間以上の安置と火葬場の予約
・当日、お別れの儀式を行う
・お別れの儀式の後に、火葬場へ移動
・お経を読んでもらう(読経ができない火葬場もあります)
・火葬後、骨壺へ入れて持ち帰る
一日葬のメリット
遺影を置いて祭壇を飾り、手を合わせてお経を読んだり、棺にお花を入れたりなど、火葬式に比べて、お別れの時間をゆっくり取れます。
一日葬のデメリット
火葬式に比べて費用がかかる
葬儀の会場を借りた場合、祭壇の費用なども別途かかります。
親族の同意を得られない可能性がある
通夜から始まり告別式まで行う2日間の葬儀形式の方が、昔の人にとっては馴染みがありますので、理解を得られない可能性もあります。
時代は変わり、感染症対策の意味もあることを、丁寧に説明しましょう。
お寺の檀家の関係で、住職との意見の相違もある
檀家になっている場合は、そのお寺の住職に依頼するのが通常です。昔の形式ではない1日葬を希望する場合は、そのことを予め相談しておき理解を得ましょう。
一日葬はこんな人に向いている
・火葬式では心寂しい人
・お別れの儀式をシンプルかつスピーディーに行いたい人
・2日間の葬儀は、時間的にも大変だと思っている人
まとめ
今回は、前回の「火葬式」に引き続き、「一日葬」についてお伝えしました。火葬式の物足りなさをカバーできる一日葬は、今後も需要があると予想されます。
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